私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
紅稀くん?


「大丈夫。羽兎なら信じてくれる」


そうだ。


先輩は私の嘘くさい話だって信じてくれたんだ。


先輩が私を信じてくれるように、私も先輩を信じよう。


「星月を狙っているのは結構力を持っている吸血鬼だと思う。いつまた襲ってくるかわからねぇ」


「だから1年のクラスに?」


「そーいうこと」


なんか、勝手に話が進んでるような気が…。


本当に8年ぶりに会うのかな?


話すごく合ってるのはなぜ?


「でも学校が安全でも家は…」


ああ、先輩は私が一人暮らし同然の暮らしをしてるって知ってんるんだった。


さすがにこれは本当のこと言えないでしょ。


「それも大丈夫だ。俺の家に住ませてるからな」


「ちょっ!?」


本当のこと言っちゃうの!?


いや、先輩なら大丈夫だと思うけど…。


「それは…同居ってこと?」


「ああ。その方が安全だし。吸血鬼は夜に動くからな」


あ…何も考えてないようで、結構考えてくれてるんだ。


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