私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
「夢で見たって言う吸血鬼の事、もっかい教えてくれねぇか?」


夢で見た…。


「…うん。黒い羽を広げて飛んでた。顔は見えなくて…紅い目だけは見えた」


紅い目はギラリとこちらを見ていた。


吸血鬼なんて伝説はあったけど、誰も見たことはなかった。


もちろん私も見たことがなかった。


だから伝説なだけであって、本当はいないんだと思っていたんだ。


だから夢で見た時は怖くて…早く目を覚ましたかった。


「そいつは結構危ねぇかも」


「前も言ってたよね?どう危ないの?」


吸血鬼が危ないって言うのはわかるけど、実際のところどう危ないのかな?


あんまり興味とかなかったから何も知らないんだよね…。


だから詳しく聞きたい!


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