私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】

伝説と噂

「ふぁ…っ」


目を開けると、窓から覗く青い空。


いつの間にか寝ちゃったんだ。


きっとこのお守りのおかげだね。


「ありがとう」


そう言ってお守りにちゅっとキスをし、カバンの取っ手に付ける。


いつもは机の中に大事にしまってるんだけど…。


まだ不安だから、ここで見守ってもらおう。


リビングへ降りると、夜勤明けのお母さんがいた。


「お母さん!まだ寝てなくてもいいの?」


「大丈夫よ!普段星月にやってもらってばかりだしね。朝ごはんくらいは作らないと!」


お母さん…。


夜勤明けできっと辛いのに…。


「ありがとう!」


私は笑顔でお礼を言う。


お母さんは言ったところでやめないし、久しぶりのお母さんのご飯だしね!


笑顔でいないなんてありえないもん!


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