桜の呪い
「うん。寝過ごしてこの駅来ちゃったから原宿方面の電車待ち。もうだいぶ待ってるのに全然こないんだ…」

私は疲れたように笑いながら
そう答えた。

すると彼女は
「ここ、全然電車来ないの。いつも。次の電車もたぶん夕方だと思うよ。」

そういって何故だか
とても嬉しそうに微笑んだ
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