魔法使いの一日
プロローグ そいつは空からやってきた の巻き
梅雨があけ、久しぶりの快晴が広がっている。
そんな清々しい日に、私は木々に囲まれた小道を鼻歌交じりに歩いていた。
「いやぁ〜、今日は特売で卵が安かったなぁ〜。他のも普段より安くて満足満足♪」
私は鼻歌にスキップも加え、上機嫌に歩いていた。そんな上機嫌な気持ちを、一瞬にして打ち壊す奴が空から現われた。
いや……正確には落ちてきた?
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