魔法使いの一日
「ってちっがーう!!!」


思わず自分自身にツッコミを入れる。そしてミリンに気のなっていたことを聞いてみる。まあ……聞かなくても99%分かるんだけどー…。


「あの…じゃあ、あんたは……」

「はい、私は魔法国の王、ヴァルボーネ様から反逆者である魔法使い二人と、一人の人間……つまり貴方を抹殺するために派遣された魔法使いです」


やっぱりか―――!! 1%に望みをかけた私がバカだったよ―――!! 大体抹殺とかさらりと恐ろしい発言すんな―――――!!!


と、とにかく! 今私がしなくちゃいけない事は……


私はくるりと公園の入り口へ方向転換し、


ダッ!


「逃げるが勝ち!!」


全速力で駆け出した。






< 112 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop