魔法使いの一日
第三章 休みなんだから休ませろ、何もするな の巻き
一.そうだ、合宿をしよう
あのケルベロス騒動から1週間程たった―――――………
「おじゃましまーす」
「おじゃましますです!」
「いらっしゃい、アル君にミリン」
8月に入り、夏も本番だという今日この頃。私の家に、アル君とミリンが遊びに来た。と言っても、ほとんど毎日来てるんだけどね。
2人をソラがいるリビングに通し、人数分の麦茶を持ってくる。やっぱり夏と言ったら麦茶だと思うんだ。
「そういえば、ミリンは夏休みが終わったら私の学校の編入試験を受けるんだっけ?」
「はい! 細かい作業はアルベルトさんがやってくれますからとってもありがたいです。それに、学校にいた方が亜梨珠さんをしっかりと守れますですから!」
「あ、はは……そっか……まー、頑張ってね」
正直、そんな理由で学校に入るってどうかと思ったけど、その気持ちは素直に嬉しかったからそれ以上はつっこまないことにした。
「そういえば、ソラもアル君も編入試験を受けたんだっけ。ミリンに教えてあげたらいいのに」
それを言うと、麦茶を飲む2人の手が止まった。
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「おじゃましまーす」
「おじゃましますです!」
「いらっしゃい、アル君にミリン」
8月に入り、夏も本番だという今日この頃。私の家に、アル君とミリンが遊びに来た。と言っても、ほとんど毎日来てるんだけどね。
2人をソラがいるリビングに通し、人数分の麦茶を持ってくる。やっぱり夏と言ったら麦茶だと思うんだ。
「そういえば、ミリンは夏休みが終わったら私の学校の編入試験を受けるんだっけ?」
「はい! 細かい作業はアルベルトさんがやってくれますからとってもありがたいです。それに、学校にいた方が亜梨珠さんをしっかりと守れますですから!」
「あ、はは……そっか……まー、頑張ってね」
正直、そんな理由で学校に入るってどうかと思ったけど、その気持ちは素直に嬉しかったからそれ以上はつっこまないことにした。
「そういえば、ソラもアル君も編入試験を受けたんだっけ。ミリンに教えてあげたらいいのに」
それを言うと、麦茶を飲む2人の手が止まった。
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