魔法使いの一日


なんと空から落ちてきたのは人だったのだ。しかもその人はぐったりとしていて頭から血を流している。


「うっ嘘……大変!!」


さすがの私もこれはヤバいと思い、周りの人に助けを求めようとしたけど、この道は人がほとんど通らない道で私以外誰もいなかった。


「あっあの、大丈夫ですか!!? しっかりしてください!!」


とりあえず意識を確認してみるが、案の定というか意識はなかった。


ますますヤバいと思い、救急車を呼ぼうとしたが周りに公衆電話は無いし、こんな時に限って携帯は家に忘れてしまった。


そんなことをするよりも、この近くにある自分の家に連れていって手当てをしたほうが早いと思ったので、その人を担いで自分の家に連れていった。








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