魔法使いの一日
その言葉にソラは一瞬ビクッと肩を震わせたが、プイッとそっぽを向き、


「知るか、大体俺にも都合ってもんがあんだよ」


等と言い出した。


「都合? あんたの場合、おでん系統な都合なわけ? この学校の購買にはおでんは売ってないよ」

「お前は俺を何だと思ってんだよ!! んなわけあるか!! おでんを買ってまで喰うほど飢えてないわ!! 大体おでんはお前が作ったので十分だし」

「あ、そう。じゃあしばらくおでんじゃなくても大丈夫そうだね」

「何でそうなるんだよ!! そー言う意味じゃねーよ!! 察しろよ!!」


ソラはツッコミ疲れたのか、ゼーゼーと肩で息をする。


「とにかく安心しろ。ちゃんと鍵はかけてきたし、書類上、お前とは親戚同士だって魔法でそうしといたし」

「私と親戚同士!!?」


それに私は顔を真っ青にした。






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