魔法使いの一日
「あんたみたいな変人が親戚だ何て知られたら、私まで変人だと思われる!!」

「何でだよ!! お前さっきから言う事なすこと酷すぎるぞ!!」


ソラの鋭いツッコミが炸裂する。


「あーもー、親戚とかそんなのはいいや。それより、本当のところ何で学校に来たのか教えてくれる? 黙秘権とかは無しの方向で」


睨み付けるとはまた違う鋭い視線を向けると、ソラはまた黙り込んでしまったが、しばらくすると意を決したように口を開く。


「恩返しだよ」

「は……?」


恩返し?


ソラの口から出てきたのは、想像もしなかった言葉だった。


「お前にはいつも世話になってるし…俺も学校に来て…その、何らかの形で恩返しが出来るんじゃないかと思って……」


つらつらと述べていくソラを最初のうちはポカン…と見ていたけど、すぐに眉を顰めため息を吐くと、






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