魔法使いの一日
ビシッ!


「いって!?」


ソラのおでこにでこピンを喰らわせた。


「やっぱバカだねあんた、学校に来てどんな恩返しが出来るんだか…そもそも恩が増えるって事に気付かないかなー。大体ウソ下手だし」


おでこを押さえているソラを見上げる形でズバッと言い放つと、ソラから離れくるりと背を向け教室へと帰っていく。


「でも…」


そこで足を止め、


「その心意気だけは認めてあげようじゃないの」

「は? 心意気…?」


疑問符を浮かべるソラにくるっと振り向き、






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