魔法使いの一日

五．同情も程々に

「コラーっソラー!!　いい加減起きなさーい!!　何時だと思ってんだーっ!!!」


私はソラの部屋に駆け込み、カーテンを開けソラをお越しに掛かる。


その方法とは、


カンッカンッカンッカンッカンッ!!


右手にお玉、左手にフライパンを持ち、お玉でフライパンを叩きその音で起こしに掛かる。


「っだあ～～～!!!　うっせ―――――!!!」


その煩さに、さすがのソラも飛び起きた。


「何なんだよ!!　まだ8時だぞ!!　もう夏休みなんだからまだ寝てたっていいだろ!!」

「はあ？　まだ？　もうの間違いだろ。てかあんた夏休みの前日に学校に入ったクセして何バカ発言してんの。とにかくあんたが起きてくれないと食器とかが片付かないんだからさっさと起きろ!!」






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