【短編】好きの重さ
「あつ、一緒に帰ろうー♪」



笑顔で寄ってくる木島



「あぁ」



それだけしか返事をしない



照れ隠しってやつ…



情けねぇ



「あつ…」



「ん?」



「香珠沙がいたら…迷惑?」



「え…木島?」



泣きそうなんですけど…



「だって、あつ素っ気無いし…迷惑なのかなって」



「あのな、俺は」



「今までごめんね!私先帰る!」



「え!?おい…!」



…これって、ある意味振られたってことか
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop