love you only
それから、しばらくして定期の夜会が開かれる事になった。



あれ以来、ルイの根回しか、パタリと縁談の話もなくなった。


でも、アランとの事、公にしてないし。



今でも、アランは王立騎士団長として、毎日この国の為に働いている。



きっと、次の夜会でも、一緒に踊ったり出来ないんだよね・・・。




夜風に髪をなびかせながら、私はため息をついた。

< 139 / 169 >

この作品をシェア

pagetop