love you only
「もう近々、来るみたいだけど?」


「えっ!なんで?返事しちゃったの?」


ルイを責めるわけじゃないけど、わざわざ許可しなくても・・・。


「拒否しても、ファルが結婚しない限り、こうゆう話は幾らでもくるだろうし。この際、この皇太子をアランが倒せば、もう出てくる輩もいなくなるんじゃないかと思ってね」



「・・・そうだね」



やっぱりルイは、冷静だ。


それにしても、ケンカしたばかりのアランにこの事をなんて伝えたらいいんだろ。



『大っキライ』ってゆったあとに、『私の為に決闘に勝って』なんて、都合のイイ事・・・。


自分から切り出せる話でもなく、ルイからアランに伝えてもらう事にした。
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