誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
それは真島が新しい営業所に来て数日後のこと…
週に一度の女子社員の女子会にて。
とある、一人の女子社員が、思い出したように呟いた。
「そういえば…新井課長の代わりに来た真島課長のことどう思う…?」
その一言で、集まっていた女子社員がふと、俯き加減になると、ちらほら笑い声も漏れた。
「あの課長、ヤバくない?なんかさ、初日は感じなかったけど…
なんかいつもため息ばかりでくらいし…
絶対に鬱ってるよ」
一人の言葉にほとんどの女子社員はくすくす笑いながら賛同した。
「顔は悪くないけど、あの歳で未婚でしょ?
オマケに暗いし…よく、課長になれたよね?」
「もし、彼女がいたら絶対に同じ系じゃない?」