誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
「芳賀ちゃん、真島課長の隣の部屋に住んでるんでしょ?気持ち悪くないの?」
「えっ…?私?」
突然、話しをふられた芳賀は周りをキョロキョロ見渡してから恥ずかしそうに肩を縮こませて俯いた。
「実は、うちの部屋にゴキブリがでて、退治してもらったんだ…。
その時、元の営業所の部下さんから電話とかあったみたいだけど…
みんなが思ってるようなイメージの人ではなかった…よ?」
恥ずかしげに、緊張で声を震わせる芳賀は、女子社員の中ではうさぎのように可愛いと人気なのだ。
それを聞いた両隣の仲間がギュッと芳賀を抱きしめる。
「芳賀ちゃん可愛いっ‼部屋にあげて大丈夫だった⁈
何もされなかった?」
「さ、されるわけないよー…」