誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
「それを言われてみれば、ちゃんと付き合ってそうな素振りってあんまり、無かったよな…?」
「もしかして、それさえ噂だったりして」
また、誰かの言葉に一同が爆笑した。
「あの2人ならありえるなー!」
「でもやっぱ、今は…」
「姐さんと新井課長の関係ですよねー‼」
「みんなっ‼小さな小さな情報でもいい‼
あの2人に怪しい雰囲気があったら必ず報告するようにっ‼」
「良い酒のつまみだな‼」
「なんなら、いっそ、グループメールにしません?」
「グループメール?なんだよそれ」
「グループメールってのはですね…」
居酒屋の小さなテーブルを大の大人の男が囲み、肩を寄せ合い携帯をだした。