誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
「一人寝から卒業おめでとう!早く課長のベビーちゃん見せてね」
稲葉先輩の、送信した軽口に
「なに、寝ぼけてやがる。あいつがそうそう思い通りになるような女じゃないことはお前も知ってるだろ。
朝っぱらからくだらないメールしてくるな」
思わず3人で顔を見合わせた。
「じゃあなんで、果穂のやつ、あんなに幸せそうなんだ?」
川嶋さんの問いに
俺も稲葉先輩も首をかしげる。
でも
進展してなかったらなかったでつまらない。
でもやっぱり
お泊まりまでして何もなかったなんて…
「泣けるぜ課長!」
口をついた俺のかたを2人が軽く叩いて頷いた。