誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
なんだこいつはっ⁈
なんでこんなに無垢な瞳で爆弾的な質問をなげかけてくるんだ⁉
なんでも言えと言ったのは俺だが…そういうことは、思っていても聞くもんじゃないだろ?
いや…
待てよ?
今の発言を普通に捉えるのはどうだろう…
まさか、前回のミスでそこまで思われてるとは正直思えない…
果穂は真面目に、仕事上の俺のミスを指摘してきたのかもしれない…。
男はダメだな…すぐにそっち系の話題と勘違いしてしまって…
冷静に考えてみろ?
果穂がそんな下系の話題を俺にふるか?
いくら下系に捉える事ができる話しの流れだったとしても…
もしここで、真面目に下系で返して変態扱いされてみろ…
ここは様子を伺うべきではないか?
「課長…?黙り込んでどうしたんですか?」
キョトンと不思議そうに見つめてくるつぶらな瞳に笑顔を返す。
「なんでもない、不能というのは…その…俺の仕事上のミスなんかを見つけてくれたのかな?」
穏やかに…
穏やかに聞いてみた。