誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜


*****真島side*****

やはり、恋人でもあるが上司である俺に仕事上のミスを伝えることに戸惑っているのか、果穂は少し考え込む様子で黙り込んだ…。


「どうした?遠慮しないで言ってみろ?」

例え、上司であってもミスを指摘されなければ、成長すりることはできないだろ?


彼女が話しやすいようにもう一度、微笑んで見せた後

果穂は一瞬、俺の下腹部辺りに目を向けると、ポッと頬を赤らめそっぽを向いた…。


ポッ?

ポッってなんだよ!ポッて…


まさか本当にそっち系の質問だったのか⁈

話しを逸らしてしまった以上…また話題を戻すのも恥ずかしい内容だ…。

だが、不能と思われているのはあまりにもショックだ…‼


でもだからって、不能じゃないことを証明するために今ここでガバッといくのは…

焦ってると思われるはずだし…

この状況でガバッといくのは、いかせん空気の読めないただの変態では?

でもなぜだ?

鼻血を吹いて倒れる事は、不能とまで思われるのか…?



益々…


触れにくい…。


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