誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
お持ち帰りされたあの日…先にシャワーを浴びた私はバスタオル一枚でベッドの上で
本当にどんな顔をして待ってればいいのか分からない感じで
とても緊張してガチガチになって課長を待っていたのに…
やけに長い課長が下半身にバスタオルを巻いて
私の待つ部屋へやってきた。
目と目が合った瞬間
爆発しそうなほど心臓は高鳴っていて
ベッドを軋ませて課長が私の隣りに座った時…
吹いたんだ。
課長が鼻血を
それはもう
噴水みたいに勢いよく…
「キャーッ‼課長っ!大丈夫ですか⁈」
2人しかいない部屋は私の騒ぎ声で騒然としていた。
「な…長風呂しすぎた…」
まるで遺言のような言葉を残した課長はそのまま…
安らかな眠りについたのです。
「ありえねーだろっ‼」
私の声は虚しく宙を舞って消えた…。