誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜
「なあ、なんでそんなに怒ってるんだよ?」
「…課長のせいですよ」
「俺が何をしたのか教えてくれれば謝るよ」
「教えてまで謝ってもらいたくない。
むしろ自分で気付くべきですっ‼」
頑固としてぷりぷり怒る私に呆れたのか
小さな溜息が聞こえてきて…
プツンと
堪忍袋の緒がきれてしまいました‼
「普通…溜息つきます?」
「いや…そりゃあだって…俺は果穂の怒りの理由が分からないから聞いてるんだろ?」
「じゃあなんで、私を優先してくれないんですか…?」
睨みつけたことが理由か、私の発言が理由なのか…
その瞬間、課長が私を睨みつけた。