愛は時として狂気と化す
‡4‡
思い返しているうちに、学校の授業が終わって、放課後になっていた。


「どうした、瑠美。
今日一日ぼーっとしてたな」

「ああ…うん。
ちょっと、考え事してて」


きっと、今日もまた、『わたし』は灰くんを縛り、壊すのね。



家に着き、あの黒塗りの部屋に入ると、だんだんと記憶が途切れていった。


何度か自分を制止しようとしたけど



冷たくあしらわれた。




『自業自得でしょう?』
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