愛は時として狂気と化す


「どお?灰くん…。
これでもわたしを好きと言えるかしら!?

アハハハハッ…!!!」



もう何度灰くんを打っただろう?


再び

竹刀を振り下ろそうとしたとき


「……好きだよ」


灰くんは…両肘で身体を支え、持ち上げながら顔を上げて言った。



「…え…っ」




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