穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
「あっそれで、咲希のご両親とかってどこにいらっしゃるの?兄弟は?」
今までその話は聞かれたことがなかった。
「両親は海外にいる。父は仕事でほとんど海外、母は私が短大に入るまでは日本にいたけど、入ったらすぐに父の元に行ったわ。で、兄が一人いる」
「海外なんだ。どこ?」
「今はロサンゼルス」
「お兄さんは?」
「兄は実家にいる。本人曰く、この家を守ってるのは俺って言ってるけど・・・」
「ご結婚は?」
「してない。彼女がいるのかどうかわからない」
「あんまり仲良くないの?」
「そういうわけじゃなくて・・・」
うーん・・・説明したくない・・・
「私のしてきたことが気に入らない人なの。だからあんまり連絡取ってない」
「そうなんだ。でも俺は会ってみたい」
と、さらっと言うから私は孝徳を見上げてしまった。
「咲希のご両親にもお兄さんにも会ってみたい。きちんとお付き合いしてます。って言いたい」
「ありがとう。でもまだまだ先でいいんじゃない?」
嬉しいって言葉が最初に出てきた。
でもあえて言わない。
「なんで?」
「なんとなく」
「俺はすぐにでも会って、付き合っていることを認めてもらいたい」
「別に認める認めない関係ないじゃない?子供じゃないんだし・・・」
「そういうことじゃなくて・・・」
「なに?」
「俺の両親に会うのに、咲希の両親に会わないのはフェアじゃない」
「だから大丈夫だって・・・」
「俺を会わせたくないの?」
「違う」
「じゃなに?」
「怒らないで聞いてくれる?」
「内容によるけど?」
と、怒ってない様子でそう言った。
今までその話は聞かれたことがなかった。
「両親は海外にいる。父は仕事でほとんど海外、母は私が短大に入るまでは日本にいたけど、入ったらすぐに父の元に行ったわ。で、兄が一人いる」
「海外なんだ。どこ?」
「今はロサンゼルス」
「お兄さんは?」
「兄は実家にいる。本人曰く、この家を守ってるのは俺って言ってるけど・・・」
「ご結婚は?」
「してない。彼女がいるのかどうかわからない」
「あんまり仲良くないの?」
「そういうわけじゃなくて・・・」
うーん・・・説明したくない・・・
「私のしてきたことが気に入らない人なの。だからあんまり連絡取ってない」
「そうなんだ。でも俺は会ってみたい」
と、さらっと言うから私は孝徳を見上げてしまった。
「咲希のご両親にもお兄さんにも会ってみたい。きちんとお付き合いしてます。って言いたい」
「ありがとう。でもまだまだ先でいいんじゃない?」
嬉しいって言葉が最初に出てきた。
でもあえて言わない。
「なんで?」
「なんとなく」
「俺はすぐにでも会って、付き合っていることを認めてもらいたい」
「別に認める認めない関係ないじゃない?子供じゃないんだし・・・」
「そういうことじゃなくて・・・」
「なに?」
「俺の両親に会うのに、咲希の両親に会わないのはフェアじゃない」
「だから大丈夫だって・・・」
「俺を会わせたくないの?」
「違う」
「じゃなに?」
「怒らないで聞いてくれる?」
「内容によるけど?」
と、怒ってない様子でそう言った。