穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
「・・・彼は私の穏やかと癒し・・・彼がいてくれないと私じゃない・・・」
「そう。わかった。じゃ夕方に送ってあげるから荷物まとめといて、加奈子ちゃんも一緒に送るから」
「ありがとうございます。それで早川さんはお兄さんから見てどうなんですか?」
加奈子がお兄ちゃんに質問した。
「孝徳・・・日曜日から何度も電話掛かってきてたんだ。水沢真由美と連絡が取れてないこととか住谷の関わった奴がまだわからないとか逐一報告が来てた。でも全て咲希の様子を聞くための電話だよ。ちゃんとご飯食べてますかって、何か変わった様子はないかとかとても心配してたよ。一人の人をあれだけ好きなのは羨ましいね」
「お兄ちゃん・・・」
「早川さんはなんであんなに咲希なんだろうねって私は思う。選びたい放題の人なのに咲希に対して特別だもんね。だから咲希も早川さんが好きって気持ちでいいんじゃない?」
「あいつに取ったらそれで充分なんだよ」
「自分が信じられなかったって気持ちはもう今はどうしようもないから、早川さんに信じてもらえるような人になればいいし、これからは早川さんを思いっきり信じてあげればいいじゃない」
「そういうことだよ」
と、加奈子とお兄ちゃんは私を諭すように口々に言った。
二人ともありがとう。
私は孝徳をこれから思いっきり信じてあげればいいんだ。
不安とか邪魔じゃないかなとか立場とかそんなことどうでもいいんだ。
私は孝徳が好き・・・で、いいような気がする。
孝徳・・・
私は無性に孝徳に会いたくなった・・・
「そう。わかった。じゃ夕方に送ってあげるから荷物まとめといて、加奈子ちゃんも一緒に送るから」
「ありがとうございます。それで早川さんはお兄さんから見てどうなんですか?」
加奈子がお兄ちゃんに質問した。
「孝徳・・・日曜日から何度も電話掛かってきてたんだ。水沢真由美と連絡が取れてないこととか住谷の関わった奴がまだわからないとか逐一報告が来てた。でも全て咲希の様子を聞くための電話だよ。ちゃんとご飯食べてますかって、何か変わった様子はないかとかとても心配してたよ。一人の人をあれだけ好きなのは羨ましいね」
「お兄ちゃん・・・」
「早川さんはなんであんなに咲希なんだろうねって私は思う。選びたい放題の人なのに咲希に対して特別だもんね。だから咲希も早川さんが好きって気持ちでいいんじゃない?」
「あいつに取ったらそれで充分なんだよ」
「自分が信じられなかったって気持ちはもう今はどうしようもないから、早川さんに信じてもらえるような人になればいいし、これからは早川さんを思いっきり信じてあげればいいじゃない」
「そういうことだよ」
と、加奈子とお兄ちゃんは私を諭すように口々に言った。
二人ともありがとう。
私は孝徳をこれから思いっきり信じてあげればいいんだ。
不安とか邪魔じゃないかなとか立場とかそんなことどうでもいいんだ。
私は孝徳が好き・・・で、いいような気がする。
孝徳・・・
私は無性に孝徳に会いたくなった・・・