星月夜

数分後、
私の目の前にビールと料理が数種類運ばれてきた


「ちょっと!あたし飲むなんて言ってません!」


そう言って先輩にビールを押し返すと怖い顔で睨まれた‥



「今日、コレ全部食べ終わるまで帰れないからな」


「っ!?だって先輩が勝手にっ‥‥!!」




もう何を言っても無駄だと思った私は大人しく箸を握った




‥けど、普段からまともに食事をしていない私が突然たくさん食べれる様になる訳もなく‥


先輩に取り分けて貰った料理すら平らげる事が出来なかった




「ここの唐揚げ旨いよ。
まぁ、七瀬ちゃん所の居酒屋の唐揚げもなかなかだけどね」



先輩が突然そんな事を言い出し私はギョッとした‥



‥‥なんで‥私が居酒屋でバイトしてるって知ってるのよ!?



「‥先輩って‥ストーカー?」


 
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