星月夜

「片岡さん!3番テーブル、オーダーお願い!」


「はい」



お昼のピークを終えランチタイムも終了間際のファミレス


店内のお客さんは大分疎らになってきた



私はオーダーを取るため3番テーブルに向かった




「お待たせ致しました。
ご注文はお決まりですか?」


大分慣れた作り笑いの笑みを貼り付け3番テーブルの前に立つ




「コーヒーを一つ」

「かしこまりました。コーヒーおひとつ‥‥!?」


注文を繰り返そうと顔を上げた私は‥お客さんの顔を見て青ざめた




「久しぶりだね?七瀬ちゃん」



「滝沢‥先輩‥‥」



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