星月夜
看病
「あの……何で先輩まで?」
滝沢先輩に送って貰ったお礼を言って玄関前でお別れをしたのに、何故か私の後にくっついて入ってきた先輩
「さっさと行け!俺が入れないだろ」
「いやいや!入らなくていいです!寧ろ入らないで下さい!」
玄関に立ち靴を脱ごうとしてる先輩を外に追い返そうとしても、びくともせず
諦めてズカズカ部屋の中に入ってく先輩の後を追った
「お前………」
部屋に1歩足を踏み入れた先輩が不思議そうな顔で振り返る
「本当にここ、住んでるのか?」
「は?……そりゃぁ、私の家ですから。実家にはもう数ヶ月帰ってませんし、毎日ここに居ますよ?」
それが一体どうしたと言うのだろう
言っておくけど、私結構キレイ好きだから部屋の中は荒れても何でもない
それとも、私って実は掃除とか出来ないタイプに見られてる!?
確かに一人暮らしをしてから料理は全くしてないけど、料理も瞬より下手だったけど、これでも家事は好きな方なんだけどな。