星月夜


熱も昨日よりは下がったかな?これならバイト行っても問題なさそうだ


それにしても……
滝沢先輩は起こした方がいいのかな?
もう7時だけど、会社行かなきゃだよね?



私は眠ってる滝沢先輩の横にしゃがみ先輩を起こす


「滝沢先輩!朝だよ!朝ですよー?」


滝沢先輩は唸りながらゆっくりと身体を起こした


「んー?朝か…。熱はどうだ?」


そう言って滝沢先輩は自分のおでこを私の額にくっつけた


「――っ!?」


ち、近いよ!
顔がっっ!!




「まだ少しあるな、ん?顔赤いぞ?」



誰の所為ですか!
あんな綺麗な顔近付けられたら嫌でも赤くなりますよ!



「とりあえず顔洗って来るからお前は熱計ってろ」


そう言って滝沢先輩は何事もなかったかの様に洗面所へ消えて行った




朝から心臓止まるかと思った…



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