星月夜



とりあえず言われた通り熱を計ると7度3分まで下がってた


バイトは休めと何度も言う滝沢先輩に根負けしてもう一日休ませて貰う事になった


平日と言う事もあり店長もすんなりオッケーしてくれたし



「俺も今日は休む」


と言い張る先輩を無理矢理送り出し、私はまた部屋にポツンと取り残された



一人になるのが嫌で、今までフルにバイトを入れてた私は


この状況が苦手だ






しばらくは部屋の掃除をしたり洗濯をしたりと家事をして、2時間ほどして疲れた私は再びベッドへ


それからさらに1時間くらい眠ってしまったみたいだった



目を覚ましたのは、お昼前で滝沢先輩からの着信で起こされた



『今朝置いてった書類の中に封筒ない?』



そう言われ滝沢先輩が今日は使わないからと言って置いて行った書類を漁る



「あ、ありますよ?」



『うわー、まじで!?七瀬、悪いそれ届けてくれないか?午後使うやつなんだ』


滝沢先輩には看病もしてもらって無事回復出来たから恩返ししないとね!


「良いですよ。どこに行けばいいですか?」




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