一人称が私から俺に替わる時
鍵が……
はい、放課後がやって来ました。
今、花崗ちゃんと何をしているかと言うと……
─ザーーー
雨宿りです。
……もう泣きたいです…
「あちゃ〜これ止みそうにないね〜;;;」
「はい、今日に限って傘を持って来ていません…;;;」
「どーすっかな〜;;;」
本当にどうしましょう;;;
─閃いてしまいました!
「花崗ちゃん、走りましょう!」
「…は?このどしゃ降りの中をか?!」
「それしかありません!」
「はぁ…分かった、んじゃ走るよ!」
─ダッ
つ、
冷たすぎやしませんか?!
12月に雨に打たれながら帰るのは間違いだったんでしょうか;;;
─チャリン
私達は必死に走っていて何を落としたかなんて気付いていませんでした。
「つっめた〜;;;じゃあ、あたしはこっちだから!バイバイ日咲!」
「はい、さようなら!」
制服も髪もびしょ濡れになりながらやっと帰って来ました〜!
・
・
あれ?
あれれ?
ありません。
……鍵がありません…
さあ、どうしましょうか…?;;;;
「クシュンッ…寒いです…どうしましょうか…困りました」
兎に角タオルで拭くのはいいですが……
そのタオルすらびしょ濡れなんですよね……
「クシュンッ、クシュンッ」
ヤバイです、非常にヤバイです。
─ガチャ
ガチャ??
「ちょ、日咲ちゃん?!何してるの?!」
「あ、こんばんわ一宮さん」
びしょ濡れの高校生から挨拶されても怖いですよね;;;;
「何でそんなとこに……って貴女まさか…;;;」
「はい、えっとですね…何から話せば?」
「来なさい」
「ほえ?」
私の腕を掴んだ手は温かくて…
大きいですね…。じゃなくて、
私はどうして一宮さんの玄関に居るのでしょうか?
─バサッ
「もう、ダメよ?風邪引くじゃない!今温かい飲み物いれてあげるから。」
「すみません…」
わしゃわしゃと髪やら身体やら拭かれて…
ぐじゃぐじゃになりました;;;。
今、花崗ちゃんと何をしているかと言うと……
─ザーーー
雨宿りです。
……もう泣きたいです…
「あちゃ〜これ止みそうにないね〜;;;」
「はい、今日に限って傘を持って来ていません…;;;」
「どーすっかな〜;;;」
本当にどうしましょう;;;
─閃いてしまいました!
「花崗ちゃん、走りましょう!」
「…は?このどしゃ降りの中をか?!」
「それしかありません!」
「はぁ…分かった、んじゃ走るよ!」
─ダッ
つ、
冷たすぎやしませんか?!
12月に雨に打たれながら帰るのは間違いだったんでしょうか;;;
─チャリン
私達は必死に走っていて何を落としたかなんて気付いていませんでした。
「つっめた〜;;;じゃあ、あたしはこっちだから!バイバイ日咲!」
「はい、さようなら!」
制服も髪もびしょ濡れになりながらやっと帰って来ました〜!
・
・
あれ?
あれれ?
ありません。
……鍵がありません…
さあ、どうしましょうか…?;;;;
「クシュンッ…寒いです…どうしましょうか…困りました」
兎に角タオルで拭くのはいいですが……
そのタオルすらびしょ濡れなんですよね……
「クシュンッ、クシュンッ」
ヤバイです、非常にヤバイです。
─ガチャ
ガチャ??
「ちょ、日咲ちゃん?!何してるの?!」
「あ、こんばんわ一宮さん」
びしょ濡れの高校生から挨拶されても怖いですよね;;;;
「何でそんなとこに……って貴女まさか…;;;」
「はい、えっとですね…何から話せば?」
「来なさい」
「ほえ?」
私の腕を掴んだ手は温かくて…
大きいですね…。じゃなくて、
私はどうして一宮さんの玄関に居るのでしょうか?
─バサッ
「もう、ダメよ?風邪引くじゃない!今温かい飲み物いれてあげるから。」
「すみません…」
わしゃわしゃと髪やら身体やら拭かれて…
ぐじゃぐじゃになりました;;;。