一人称が私から俺に替わる時
「止めて、止めて下さい!!」


「おいおい、ここまで来ておいてそれはないだろ?大人しくしてたらイイ思いさせてやるよ」


─ビッ


どうして……



どうしてこんなことになってしまったんでしょうか…?


『男には気を付けなさいよ?』

いつしか言ってくれたのに…


怖い……


『怖いコトが起こるわよ?』


ごめんなさい、貴方の言うことをちゃんと理解していれば……



『男は怖いコトをするのよ』


嫌……


声が出ない……


服も全部ビリビリで……

何をする気なの?



私を殺すの?……


「クスクス、お前子供できるかもよ?」

「ぇ…?」


子供?


『もっともっともっと違うからね?』


まさか……今からすることが……?



「い、嫌……いやぁぁぁぁ!!」

「うるせぇよ!黙って足開け!」


─グイ


「嫌……いや、一宮さん!!一宮さん助けてぇぇぇ!」


─ッゴキャッバンッ




「お待たせ、馬鹿なお姫様?」
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