一人称が私から俺に替わる時

甘い口内

「日咲ちゃん、大丈夫?」

「らいじょうふです…」

一宮さんのキスが心地よくて……何故か、身体がホワホワします

口内が麻痺したような、

微睡んでいるときのような、


一言で…表せません。

「大丈夫じゃないじゃない;;;今日はここまでね?」

「はひ…」

「ゆっくり寝たらいいわ♪」

寝るのが惜しい気もしますが……


瞼が閉じていきます…

あ、これは言わないとです。

「一宮さん…?わらしとイルミネーション行ってくらさい…」

「イルミネーション?」

─スゥスゥ

「え?日咲ちゃん?;;;」


─スゥスゥ

「ハァ……また明日くるわ。おやすみなさい」
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