すぅぃーとしろっぷ・えあらいん
信じればきっと
「たっだいまーぁ」


そういってみるものの誰もいない。


そう、私は1人でここに来たんだから。


機内で会った運命の人。



江口斗真(エグチトウマ)くん。


全国的に有名な彪華大学(ヒュウカ大学)生。


すっごく、カッコよくて優しくて。


運命ってこのことだよね???


「あー...やっぱ家は落ち着く」


そうだ、ゆんちゃんと斗真くんにメールしようかな?


「い...ま...か、えった...よしっ!」


パタンとケータイを閉じ、朝ごはんの支度にかかる。


「んーっ。美味しそ〜!」


我ながら上出来なホットケーキ。


朝ごはんを頬張っていると、ケータイが鳴った。


「え...だれ???」


送り主不明のメールだった。


なぁに、これ????まだ朝なのに戸締まりに気をつけてだなんて。


まったく。迷惑メールも大概にしてよね...


と、いっても。言われるとなんだか怖くなってくる。


「せっかくさっき開けたけど...閉じとこ」


結局メールに従ってしまった私。馬鹿だ...


「メールの返信、まだかなぁ...暇だよ」


仕方なく朝食の洗い物を片付けることにした。



---ドン


「!!」


え...何?!?!


< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop