大和の風を感じて~運命に導かれた少女~【大和3部作シリーズ第1弾】
(自分を守ってくれるヤツか……)
瑞歯別皇子の中で、この言葉が一番興味を引いた。
(前回の嵯多彦の時は、むしろ俺が助けられたからな)
そこまで話しを聞いた彼は、その場を後にした。
「しかし、つくづく俺は嫌われるような事しかしてなかったな。それなのにあいつには俺を庇って怪我までさせてしまった……」
(今度、もしあいつが危険な目に合うような事があれば、今度こそ俺が守ってやる。
あいつはただ普通に笑顔でいてくれたらそれで良い)
そう心に誓って、皇子は部屋に戻って行った。
瑞歯別皇子の中で、この言葉が一番興味を引いた。
(前回の嵯多彦の時は、むしろ俺が助けられたからな)
そこまで話しを聞いた彼は、その場を後にした。
「しかし、つくづく俺は嫌われるような事しかしてなかったな。それなのにあいつには俺を庇って怪我までさせてしまった……」
(今度、もしあいつが危険な目に合うような事があれば、今度こそ俺が守ってやる。
あいつはただ普通に笑顔でいてくれたらそれで良い)
そう心に誓って、皇子は部屋に戻って行った。