【完】猫かぶり少女と腹黒王子



「どうしたの、椎名?
元気ないじゃん、さっき会長と何かあったの?」




「…うん…


大和に、そろそろヤりたいって言われた」



「そっか…」



遥香は私の過去を知っている



「やっぱりまだ怖い?」


首を縦に振る

あの日から何も変わってない



私の過去、それは







中学の時、私には彼氏がいた

一つ上の先輩で、学校でもカッコいいと言われている先輩。
もちろん中学から私の性格は裏と表

最初は先輩からの告白だった
その時はまだ好きじゃなくて、でも付き合うっていうことを知りたくて付き合い始めた。
そうしたら、どんどん私も先輩に惹かれていった。

そんなある日、私は先輩を探しに三年生のきょうしつに向かおうとした、けど見てしまった、先輩が他の女の人とキスをしている所を


その時の私は勇気があった、その現場に入って「何やってるんですか先輩」って言った。
女の人はその場から出て行って、私と先輩の2人きりに




そしたら先輩がいきなり私を襲ってきた




そのまま私はされるがままだった











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