【完】猫かぶり少女と腹黒王子





「なんの話してんだ?」




「わっ⁉︎大和⁉︎
急に話しかけてこないでよ!ビックリしたじゃん‼︎」




「いや、話しかける前に話しかけるぞっていうやつなんかいねーと思うけど?」





はい…
ごもっともです





「あっ!私雅に言っておくことがあったんだ。じゃあね2人とも、また明日」







空気を読んでくれてありがとう、遥香




「で?なんの話してたわけ?」







「あのね…大和
驚かずに聞いてくれる?」




「あぁ…」






「私ね、来年の一月から1年間、ドイツに留学することになったの」


















「はぁぁぁぁぁぁ?」






大和の大きな声が響いた







「驚かずに聞けっていうほうが無茶な話だぞ!



って留学⁈」




「うん、昨日先生に言われて…」





「卒業は?」




「出来るよ、単位はちゃんともらえるし。」





「なんでドイツなんだ?」






そっか…大和には話してなかったか









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