【完】猫かぶり少女と腹黒王子




「俺と離れてる間に浮気なんかすんじゃねーぞ?

毎日指輪見て、俺のことを想っとけ!

何かあったらすぐに連絡しろ

いつだって行ってやる

寂しくなったら電話かけてこい

いつでも相手してやるから




だから…」







「ありがとう…


ありがとう大和。







さよならは言わないよ。言ったら一生会えなくなっちゃう」












ギュッと抱きしめる力が強くなったと思うと


力が緩まり

その代わりに私の唇に柔らかいものが当たった






「行ってこい!」
















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