【完】猫かぶり少女と腹黒王子
「何固まってんの?」
クスクスと笑われる
「ほら、早くカバン持って?」
キラキラ王子さまにキャラチェンジしてる…
「あの…どうして一緒に帰らなければならないのですか?」
私も猫を被る
「どうしてって?カレカノだから?」
当然だろ?と言わんばかりの顔
「はぁ…分かりました。ですがお互い猫被りです。
私も貴方に言いたいことがあります。」
「何かな?」
「必要以上にベタベタしないで下さいね。」
「例えば?」
例を上げろと?
その辺は察してくれないのだろうか?
「こんなことか?」
チュッ