【完】猫かぶり少女と腹黒王子
「騒がしい母でゴメン…」
「別に…
椎名」
名前を呼ばれ日向会長の方を見ると
「手」
手を握られてしまった
「必要以上にベタベタしないで下さいといいましたよね?」
「これくらいやんねーと、お前が俺の女だって分かんねーだろ?」
チュッ
「なっなななななななっ!
何するんですか?!」
キスされた頬をさすりながら私は日向会長に向かって、近所に迷惑にならない程度の声で怒った
「おはようのキス」
ペロリと舌を出す日向会長
「これからは、私の許可をとってからにして下さい」
「許可って?言ったところで許してはくれないんだろ?」
「勿論です」
「だったら同じじゃん」
なんだかんだで、こんな会話は学校まで続き