【完】猫かぶり少女と腹黒王子
「今日のお昼休み、別棟の空き教室に来い」
私が教室に入ろうとした一瞬
日向会長からお呼び出しの声がかかった
拒否ることも出来たけど、言いなりに従わないと…
「おはようございます。七瀬さん」
今日もいるのか…
「あの、貴方は何故?私の後を付いてくるのですか?」
机に荷物を置いて、私は椅子に座った
「何故って?友達になりたいからに決まってじゃん!」
目を輝かせながら彼女は言う
「友達…ですか?」
「うん!友達
こうして話してるんだから、私たちはもう友達だよ!
私は月島佳奈よろしく」