【完】猫かぶり少女と腹黒王子
えっ?!なんで?!
頭がパニックになっている私を見て、面白そうにほくそ笑んでいる大和
「襲われたい?」
はぁ?何言ってんの?この人…
「そんな人、この世に存在するの?
自分から襲われたいなんて」
それはきっとどうかしてる人のことをいう
何でこいつは私にそんなことを聞くんだろ?
なんて考えていたら
チュッ
わわわわわっ!
「ちょっ///いきなり何すんの!?」
「何って?キスだけど」
こいつ…
私で遊んでやがる…
「こないだ言ったよな?
お前の初めて俺がもらう、って」
あぁ…
確かに言われた
「だから…
今のは軽いキス…」
大和はキスの続きを言わず
また私は口を塞がれた
どんどん深くなっていき
「…やま…と…」
息が出来ないということを言おうとしたけど、そんなのお構い無しにキスを続けてくる
限界が来て、意識を手放そうとした時
大和は私を解放してくれた