【完】猫かぶり少女と腹黒王子




えっ…なんのことだろ?



「覚えてねーのか?」


ビックリしたように言われる



「やっぱり…やっぱり私、サキに犯されたの?!」





「ばっ、馬鹿やろー!
んなこと、でけー声で言うんじゃねーよ!」


あれ?大和が少し焦ってる




やっぱり…



犯されてしまったんだ…




そう思った瞬間、私の頬には温かい何かが伝った



「おまっ!何泣いてんだよ?!」



大和…やっぱり焦ってるww



「泣いてなんか…」



「泣いてんじゃねーか」



「あれ…?ごめん…

やっぱり私、サキくんに犯されたんだと思ったら…」



ギュッ














えっ…






「バカっ!お前は犯されてなんかいねーよ」





うそっ…




それはそれで…良かった…







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