【完】猫かぶり少女と腹黒王子
えっ‼︎?
この声って!
遥香?!
ヤバいよヤバいよ!
どうしよ!
大和がうちから出てきたなんて、どう説明すれば…
「ちょっと大和!
こっち来て!」
グイっと大和の腕を無理やり掴んで、玄関から一番近い部屋に連れ込もうとした
けど…
「きゃっ!」
ドン
思わずつまずいてしまって
私が大和に覆い被さる態勢となってしまった
「ちょっとー?大丈夫?しい…な?」
ガチャとドアが開く音がして
遥香が中に入ってきてしまった