【完】猫かぶり少女と腹黒王子
「せやからさ〜…」
大和と篠澤くんが話しているのをいいことに、私は遥香を問い詰めることに
「で?どうなの?篠澤くん」
「ん〜。面白いし顔もタイプだし、でも今日会ったばかりの人とは…ね」
「これから仲良くなればいいじゃん!」
「そのつもりだよ!」
やっぱり遥香は篠澤くんに気があった
この二人がくっついてくれたらなww
「椎名」
「何?」
急に大和と名前を呼ばれた
「午後の授業サボろうぜ」
小さな声で耳打ちされた
えっ?!サボるって…
あんた生徒会長でしょ!
「椎名が体調を崩して、俺がお前の家まで送ってくってことで。そしたら許可は出る」
「でも…」
「大丈夫。お前ん家行くから」
髪をわしゃわしゃと触られた