【完】猫かぶり少女と腹黒王子
私はお母さん直伝の作り方でカレーを作った
ご飯をよそって、その上にルーをかける
「はい、出来上がり」
大和が座っている席の目の前にカレーを置いた
「見た目はまぁまぁだな」
「その上から目線、嬉しくない」
私の腕信じてない証拠だね
「いただきます」
大和はカレーを一口
「んんっ!うまい!」
そう言ってパクパクとカレーを口に進める
「美味しいでしょ?」
「あぁ!予想をはるかに超える味だ!」
どれだけヘタだと思われてたんだよ!
「見直した?」
「凄く!これからもうまい料理作ってくれよな?」
「もちろん」
「他の男のところなんか行くんじゃねーぞ?
お前は俺だけのものだ」
今日の大和はどうしたんだろ?
なんか変なものでも食べたの⁈
って思うくらいに可笑しいよ!