俺様生徒会長に鳴かされて。
我の強い女は面倒臭くて嫌いなはずなのに、
どうしたわけか、俺はワクワクし始めていた。
ますます優羽に引き寄せられる心のように、俺は無意識にその頬に手を伸ばす。
心地よい肌。
細いあご。
ちょっと力を入れたら折ってしまいそうで。
ハラハラするのに、いっそ、そうしてしまいたくなるような…
モヤモヤした気分に襲われる。
「『今日はこれで許してやる』って、さっき言ったけど」
「…?」
「やっぱ無理かも」
かすかに動揺をしめした優羽が動く前に、
抱き寄せて、捕えた。
「や…やだ…!あや、とくん…っ!」
そのままベッドに押し倒して、両手を縫い止める。
「生意気なんだよ、小鳥のくせに。
「…あ…やと」
「おまえのせいだからな。
…後悔しても、もう遅いぞ」
震える小さな唇を見つめ、
俺はゆっくりと背をかがめた―――。