俺様生徒会長に鳴かされて。



その時、だった。





「きゃーーー!!!」





背後から女の甲高い悲鳴が聞こえた。





振り向くと、見覚えのあるチビ女が、大きな荷物をいっぱい抱えたままで、立ち尽くしていた。



「あんたたち、なんでここに…って彪斗っ!?」


「ああ!?」



俺はベッドから身を起こすなり、いいとこの邪魔をしやがったチビ女の両頬をつねり上げた。



「てんめぇ、寧音(ねね)こら、なに勝手に入って来てんだよ」


「ふぉれふぁふぉっふぃのふぇりふらよぉおお」


「あー!?」


「ふぁやとふぉそ…っ、どーして私の部屋にいるのよっ!」


「はぁ!?」


「女の子連れ込むなら、自分の部屋にしなさいよねっ」


「だから来たんだろーが!ここは今日から俺の部屋だ」


「はー!?」
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